昔、毎日なにかしら読書をしていました。
でも読めなくなって早数年。
この年代ならではの、読書の楽しみ方を考えてみました。

50代主婦。40後半で結婚、それから転居数回。
30後半に司書資格、50歳でマインドフルネスセラピスト・瞑想インストラクター・アンガーコントロール士・アンガーカウンセラー資格取得。
年齢なりに、そして場合によっては年齢気にせず生きる力を身につけたく鋭意努力中。
50代、アラフィフの読書の形
この年代、ライフステージや体調など様々な状況におかれています。
子育て、介護、仕事、家事。
疲労、疲れ目、老眼。
毎日疲れ果てて、読書どころじゃないですよね。
でも、だからこそ、読書は人生に役立つもの。心や知識を豊かにしてくれるものです。
そういう私も、わかっちゃいるけど本に手が伸びない。
そんなときの方法を考えてみました。
朗読
耳から聞くという方法です。
朗読は、他人の感情が入ってしまうから……と敬遠したいた時もありました。
でも今は、しょっちゅう聞いています。
目が疲れない。ほかの作業をしていても聞ける。
私はYouTubeで気にった声の方の朗読チャンネルを登録して、寝る時に聞いています。
YouTube朗読チャンネル
著作権の切れた小説などを朗読しているチャンネルがいくつかあります。
私が良く聞くのはこちら。
癒しの睡眠用朗読チャンネル【Bedtime Fairy tale】
などなど。私は寝落ち用なのでこういうラインナップとなっております。
YouTubeで朗読と検索するといくつも出てくるので、好みの作品や声のチャンネルを見つけるのも楽しいです。
図書館で朗読CDを借りる
図書館にCDやDVDを置いている館も多数あります。その中に朗読CDがあれば、それを聞くのも良い手。
青空朗読
青空朗読。
著作権が消失した作品を主に載せている青空文庫の作品を朗読したサイト。
作品、作家、時間、朗読担当者での検索もできておススメです。
短編を読む
近頃はいろんな短編集が発行されています。
短い時間で読める、集中力が短時間でいい、という理由で短編集ばかり選んでおります。
以下、短編集の作品例。

猫が見ていた (文春文庫) [ 湊 かなえ ]

ラブコメ今昔 (角川文庫) [ 有川 浩 ]

その日のまえに (文春文庫) [ 重松 清 ]
などなど、たくさん出版されています。
詩集
サクッと読めて、そして奥が深いのが詩集。
読むというより、眺める感覚で本を開いています。
この年になってようやくわかる、奥深い世界でした。
以下、詩集の作品例。

くじけないで【電子書籍】[ 柴田トヨ ]
読んで涙がにじむページも多数あり、きっと年齢ごとに感じることが変わってくる本だと思いました。

一編の詩があなたを強く抱きしめる時がある [ 水内喜久雄 ]
これも、この年齢になって「わかる……」と思うものが多数。若い世代の子にもおすすめしたい一冊。
エッセイ等
エッセイ等も、読みやすいのでよく手に取ります。同じ年代、環境、性別の作家さんのエッセイは「わかる!」という内容が多かったりします。
どの章から読んでもだいたい大丈夫なので、気軽に開いたページから読むことができます。
以下、読んで「ふふっ」となった作品。

タピオカミルクティーで死にかけた土曜日の午後 40代女子 叫んでもいいですか [ 辛酸 なめ子 ]

僕の人生には事件が起きない [ 岩井 勇気 ]
大活字本
読んで字のごとく、字が大きい本です。
老眼の強い味方だなぁとこの年になってしみじみと思っています。
図書館用品などを販売されている埼玉福祉会さんの大活字本のサイトがありました。
販売もされてますが、なかなかにお値段がします。
字が大きいので、普通一冊で収まる内容でも上下巻に分かれていたり。そして一冊3,000円などの価格帯。
こちらは、図書館にたいてい置いてありますので、図書館を利用するのも一手です。
近くの図書館に在庫がなくても、同市内・同県内の図書館から取寄せ可能である場合が多いので、ぜひ確認してみてください。
終わりに ~50代、アラフィフの読書~
以上、アラフィフになって試してみた方法でした。
不安なことが多いこの年代、そしてこの世の中。
ひと息ついたり、大変なことに立ち向かう知恵と力を仕入れるためだったり、読書習慣は持ち続けたいものですね。
ちょっとお金はかかるけど、いつか有料のオーディオブックが聞けるサービスを契約したい、とも思っています。

本を読みながら寝落ちしたい……